前職は同級生だった友達のところで解体工事。居心地はよかったけど…身内感が強かったこともあり、甘えのない環境を求め転職。そのとき一番上の子供が生まれたばかりだったので、金銭面でも安定したかった。転職活動をする中で、最初は別の会社を受けていて。「他の会社だけど、現場監督のポジションなら空いてるみたいだよ」と紹介され、サラブレッドには未経験で入社。当時は設立間もない会社だったから、ある意味創業メンバー！「現場監督って何やるの？」そんな未知の世界ではあったけど、妻の父親が内装屋をやっていたこともあり、職人への抵抗はまったく無かったな。将来的には義父の会社を継ぐことになるかも？それならサラブレッドはいい経験になるかもな、なんて明るい未来もイメージできたから、迷わず入社したことを覚えてる。当時、図面は見れたけど、本当に何も分からなかった。何を質問すればいいのか？なんて日々。それでも上司が付きっきりで同行してくれたので、一年経つ頃には自分一人で現場を任されるまでに。みっちり教えてもらってきたから、いつの間にか自信も持てるようになってた。未経験の僕が一年で、そこまで成長できた。だから分かる。「変わりたい」そんな覚悟があれば、誰でも覚えていける仕事だと思う。これから先、社会では自分ではどうしようもないことが次々と起こっていく。それでも考えるということをやめなければ、いくらでも人生は変えていけると思う。そして、その考えを受け止めてくれる場所を選ぶことも大事！この会社のいいところは『変えていける』自由度の高さ。僕が向き合うのは職人さん。当然、昔ながらの人もいて、その頑固さから仕事に支障が出ることも…。こちらが間違っていれば謝罪するけど、一方的に怒られることもあって。何が正論か伝えたるために、感情を出さずに、プライドを持って接する。でもこれって、やっぱりキツい。それを社長に相談すると、スグに動いてくれて。業者選びから、すべて僕に任せてもらえるように！今は仕事が成立する職人さんに固定で発注。40～60代の職人さんがメインで、みんな優しい。自分の孫みたいに接してくれて、大きなカニをもらったり「新米だよ！」なんてニコニコおすそ分けしてくれたり…食卓も華やかになるし、家族で四季を楽しめるのが嬉しいな。本当に可愛がってもらえてる。ウチから仕事をお願いするばかりじゃなく「こっちじゃやれないからどうかな？」なんて仕事を回してもらえたり、信頼しあっていることを実感！仲間だからこそ、互いに気持ちよくあるために、コミュニケーションが何よりも大切な仕事だと思う。